大豆とは一体どういったもの?

大豆ってなじみが深い人とそうでない人の差が大きい食物だと思います。豆腐は大豆を搾った汁(豆乳)からできてて、しぼりかすはおから(卯の花)で…と言われてもピンとくる人もいれば、そうでない方も多いはず。国産大豆100%の自家製豆腐をつくることを目標に、大豆を育ててみませんか?でも、かなり道のりは遠いのです。国産大豆がなぜ希少なのかお分かりになると思います。

大豆の播種・定植は収穫時期を逆算

まず、300グラムの大豆を収穫目標にするならば…どのくらい枝豆を植えればいいのでしょうか?虫害・鳥害で3割くらい収量が減ることを想定します。途中、枝豆として収穫することを考えて3割確保。収穫前に落果してしまう実も計算しておかなければなりません。大体1株で正味100グラム前後の豆が取れると考えますと、20株前後を植えないと大豆としての収量は見込めないことになります。こうなると、プランター栽培は場所的に無理な話になります。虫がわきますのでおやめになった方がいいと思います。また大豆としての収穫時期が秋の長雨の時期に重ならないようにしなければなりません。大豆は播種から120日前後で収穫できますので、逆算して播種・苗の定植を行います。その前には土づくり、苗を植えてからも収量を確保するためには虫の駆除や苗の保護など何かと忙しいのです。ん〜、大豆を育てるのが難しく思えてきましたか?でも、枝豆自体を育てることは難しいものではないのです。大豆として成熟させる期間を楽しんでいきましょう。

ころあいを見計らった大豆の収穫

枝豆としての旬の味を堪能した後は、大豆として成熟させていく時間を楽しみます。土に植えたまま、じぃ〜っとその時を待ちましょう。葉が黄色くなってきて枯れてきたかな?と思っても水やりは忘れないでください。葉や実に掛からないように注意してくださいね。この間、雨によるカビ等の被害や鳥についばまれることを防ぐための対策が必要です。さやが黄色く硬くなってきたら収穫です。葉が完全に落ち、鞘を振ってみるとカサカサと音がしたら収穫可能です。農機会社に勤めていた時代に大豆農家さんにお話を聞く機会があったのですが、収穫の合図は大豆達が教えてくれるそうです。農家さんだけあってたくさんの大豆を育てているので、乾燥してさやがはじけそうになる時の音が聞こえてきたら、ビーンハーベスタで一気に刈り取るそうですよ。家庭菜園ではミニ耕耘機もないご家庭の方がほとんどですので、手刈りでお願いします。その後2週間ほど陰干ししてじっくり乾燥させます。ネズミの害や大豆がこぼれないように注意してくださいね。

大豆のおいしい調理法

乾燥後はさやから大豆を取り出す作業が待っています。お米で言うところの脱穀ですね。枝は沢山あったのに、実はこれだけ?と嘆くことなかれ。丹精込めて育てたからこそ収穫があったのです。にがりを用意できれば、豆腐が作れます。300グラムの大豆からわずか2丁分しか豆腐をつくることができませんが…。それを考えると、国産大豆がいかに希少で高価なのかお分かりになると思います。「畑のお肉」と言われる大豆を、あなたも是非育ててみてくださいね!

大豆の育て方



2009/01/07
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